徒然葉子〜つれづれようこ〜
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大阪在住 ふたご座 A型
社会保険労務士・行政書士
社会人2年生“ひろ”の母ちゃん
ズンバ&ヨガ&ボディコンディショニングで「美と健康」を追求
≪カバグッズ収集≫が趣味
(最近は、読書記録を兼ねたブログ)

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2024/03/19
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 青柳碧人

出版社内容情報
一世を風靡したといっても過言ではない、
日本の昔ばなしをミステリーで読み解いた
『むか死』シリーズの最新刊にして最終巻。

あっと驚くミステリーのもとになった昔ばなしは
「こぶとりじいさん」「耳なし芳一」「舌切り雀」
「三年寝太郎」そして「金太郎」――いずれも
趣向に富んだ、これまでの作品に勝るとも劣らない作品集。

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posted at 2024/03/19 21:43:17
lastupdate at 2024/03/19 21:43:17
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2024/03/08
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 才能に焦がれる作家が、自身を主人公に描くのは
「承認欲求のなれの果て」。認められたくて、
必死だったあいつを、お前は笑えるの? 

青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、
ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。
著者自身を彷彿とさせる「僕」が、
怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。
彼らはどこまで嘘をついているのか? 
いや、噓を物語にする「僕」は、
彼らと一体何が違うというのか? 

いま注目を集める直木賞作家が、
成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!

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posted at 2024/03/08 21:37:46
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2024/03/07
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 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。

2020年、中2の夏休みの始まりに、
幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。
コロナ禍に閉店を控える西武大津店に毎日通い、
中継に映るというのだが……。
M-1に挑戦したかと思えば、
自身の髪で長期実験に取り組み、
市民憲章は暗記して全うする。
今日も全力で我が道を突き進む成瀬あかりから、
きっと誰もが目を離せない。

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posted at 2024/03/07 17:26:39
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2024/03/04
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 Made in Y (HPより)

・青色の病衣のなかに人は立ち病は賢者のごとく殖えたり

・父の家の障子張り替ふ裸なる棧はうつくし若き父見ゆ

・幼な日の石榴も葡萄も桃の木もなき庭に父の車椅子とどく

・父を支へて歩めば老人のにほひせり不機嫌に垂るる時間の匂ひ

・病む父と母が疲れて眠る家雨の中なににも喩へたくなし

そしてまた、この一冊には病む父が多く詠み込まれている。
いま、ここにいる年老いた父。
彼女が子どもだった頃の若々しい父。
彼女は、こうしたいわばふたりの父を見ている。
しかしまぎれもなく、目の前の父は病んでいる。

一首め。賢者はおそらく父のことだ。
病をこう比喩することによって、父を語る。
青色の病衣は、精悍な父を象徴している。
そうあって欲しいと願う娘の希求を素直に表出している。
二首め。裸なるのは父だ。その肉体は逞しく、美しい。
三首め。石榴、葡萄、桃。幼い頃の日々を彩った庭の木々。
どれも実を生らせるものだ。いまはこうした木々もない。
木々を通して、父を描きだす。
四首め。父に老人の匂いを感じる。
繊細とはいえ、いわば日常的な感覚だ。
しかし下句で、不機嫌に垂れる時間の匂いと言い換える。
この感性=理性が彼女のものだ。
五首め。彼女は、比喩がときに現実からの逃亡を
手伝うことを知っている。

ここにいる父と娘は、不思議な距離感を保っている。
いや、ふたり距離感というより、父の存在感のことだろうか。
父の輪郭は、病とともにくきやかに描かれている。
しかし、父はそこにはいない、そんな印象を受けるのだ。
子どもを素材にした作品と比べると明らかだ。
子どもは、まぎれもなくそこにいる。
おそらく彼女は、自覚していないだろう。
しかしそれが、かなしいほど確かな彼女の技術なのだと思う。

 子どもへ向かう相と父へ向かう相。しかしふたつは、
生/死といった単純なありよう−対比されるものとして意
味づけられているのではない。
彼女はこれらふたつの相を並置しながら、
それぞれの本質を記述しようとしている。
むろん、多くの人びとにとって通約可能なそれではない。
そしてそれは、彼女自身−その未知なる領域を
捉えようとする試みでもある。
そこでは、かけがえのない生を形づくるはずのさまざまな萌芽が、
彼女のことばによって捕獲されるのを待っている。
 そらいろの卵は、おそらくそこをめざして落ちていくのだ。

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posted at 2024/03/04 21:35:35
lastupdate at 2024/03/04 21:35:35
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